ふるさとおこしプロジェクト

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2024-2-26

「地域を届ける。第3回せとうちおみやげグランプリ」を開催。

JR 西日本グループでは、岡山・備後エリアならではの「いいもの」を探し、全国にその魅力を発信する「ふるさとおこし プロジェクト」を推進しています。これらの取り組みの一環として、 瀬戸内エリアの新たなお土産開発による地域の魅力向上を目指す「地域を届ける。せとうちおみやげグランプリ」が、2024年2月22日に尾道市のグリーンヒル尾道で開催されました。

2019年に第1回が開催され、第3回目となる今回は岡山県に加えて広島県、山口県、島根県、 大阪府までエリアを拡大。せとうちの企業・生産者の思いを詰め込んだ新しいお土産が集結し、 応募のあった136点の商品から一次審査を通過した14商品の最終審査が行われました。

商品は白桃やはっさく・レモン・バラなど、せとうちエリアの名産を使った菓子や飲料、江戸時代からの歴史がある銘菓、地元の名所や名産をあしらったコースターや手拭いなどの工芸品、海産やブランド牛など地元食材を大胆に使った飯の素などが並び、開発担当者が商品のこだわりや思い、開発ストーリーなどをアピール。審査員からは「パッケージが素敵で地域性もあり、工夫やこだわりを感じる」 「どれがグランプリになってもおかしくない、選ぶのが非常に悩ましい」といった声が上がっていました。

品質やおいしさのほか、ストーリー性や新しさなどを基準に審査が行われた結果、グランプリには玉野市番田地区の「番田芋」を使った菓子「番田芋フロランタン」が選ばれました。受賞した小倉産業株式会社(岡山市中区)の代表取締役・冨山明寿さんは「番田芋は、地元でもあまり知られていません。今回、番田芋の生産を守ることを一番の目標として商品開発をしてきました。今回の受賞が生産者の方々のがんばる源となり、番田芋が知られるきっかけになると励みになります」とコメント。番田芋フロランタンの開発は、地元の岡山商科大学の学生も協力。同大学経営学部3年の原田喜世佳さんは「去年からずっと開発に関わってきた商品がグランプリとなり、本当にうれしく感動しています」とコメントしました。

そのほか準グランプリや特別賞、STU48賞が決定。STU48賞は今回はじめて設けられました。審査員を務めたSTU48の曽川咲葵さんは、STU48賞を受賞した株式会社サンエールの「はっさくはちみつタルト」について「みんなに配りやすい点がポイント。黄色いパッケージとかわいらしいキャラクターで、もらった人はうれしくてワクワクすると思います」とコメント。最終審査の対象になった14商品はすべて「Setouchi OMIYAGE SELECTION」の認定を受け、6月から岡山駅構内のお土産特設コーナーなどで販売される予定です。

第1・2回はジェイアールサービスネット岡山が主催となり開催された、せとうちおみやげグランプリ。第3回となった今回は、ジェイアールサービスネット岡山とジェイアールサービスネット広島の2社が主催となり、瀬戸内エリアを対象として規模を拡大。ジェイアールサービスネット広島・森 正伸代表取締役社長は「お客様からの声は事業者様へお伝えいたしますので、今後のブラッシュアップの参考にしていただけたらと思います。みなさまの取り組みに対し、弊社は売場を提供することで伴走し、事業者のみなさまとともに地域共生の一翼を担っていきたいと思います」と話しました。

第3回 せとうちおみやげグランプリ受賞商品一覧はこちら >

せとうちおみやげグランプリ受賞商品一覧

【グランプリ】

番田芋フロランタン/小倉産業(岡山県岡山市中区)
玉野市番田地域で生産されているサツマイモ・ムラサキイモの「番田芋」を使ったフロランタン。クッキー生地に、ペーストしたムラサキイモの番田芋をサンド。さらにタップリのアーモンドと、ダイス状にカットしたサツマイモの番田芋のシロップ漬けをのせ、キャラメリゼしている。サクサクとした食感と、番田芋の甘さ、アーモンドの香ばしさが楽しめる一品。岡山商科大学も商品開発に協力し、番田芋の苗付けなどの畑作業から競合調査、試作まで小倉産業とともに行った。

【準グランプリ】

茶と旅/タフコム(広島県府中市)
家具と木工の街である府中市らしい、木製のコースターと菓子マットのセット商品。旅のあとにこの商品を使ってお茶や菓子を楽しみながら旅の情景を思い出し、また旅に行きたいと感じてもらうことを目的に開発した。コースターは福山市鞆の浦の常夜燈、マットは福山市花のバラと尾道市のレモン・千光寺をデザイン。コースターとマットを重ねると本のような形になるパッケージとなっており、背表紙部分には福山のデニムを使用。デニムと帯部分以外は、すべて自社で製作している。
瀬戸内おやさいクレヨン/果実工房(岡山県勝田郡奈義町)
規格外で出荷不能な農産物を資源化し、クレヨンとしてアップサイクルした商品。廃棄された野菜や果物を粉末加工して配合し、JIS規格に沿ったクレヨンを製造。おもな素材は山口県柳井市の自然薯、広島県庄原市西城町の土育ちヒバゴンネギ、山口県下関市のバラの花、岡山県倉敷市真備町の竹炭、岡山県瀬戸内市牛窓のキャベツ、瀬戸内のレモンなど。また古くなった米を活用した米油・ライスワックスも使用。世界一厳しい検査で知られる欧州規格もクリアしている。

【特別賞】

せとうち紅茶巡り茶/アーリーモーニング(岡山県新見市)
千屋牛肉味噌/小町産業(岡山県倉敷市)

【STU48賞】

はっさくはちみつタルト/サンエール(広島県広島市西区)

【入賞】

手拭い(宮島、しまなみ海道3種類)/キモノレゾンデートル(山口県萩市)
瀬戸内レモンクッキー/ドウシシャ(大阪府大阪市中央区)
下関・馬関 令和復刻版 亀の甲せんべい/地域商社やまぐち(山口県下関市)
せとうちめしの素/阿藻珍味(広島県福山市)
瀬戸内レモンダックワーズ/菓子処ひらい(岡山県倉敷市)
SETOUCHI POTATO THE RICH/小町産業(岡山県倉敷市)
もみじ大福/山脇山月堂(岡山県岡山市中区)
瀬戸内ちょこい 塩レモンとブラッドオレンジ/中浦食品(島根県松江市)
※掲載している内容は、2024年2月22日現在のものです。発売時の仕様と異なる場合がございます。

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