岡山駅
MAGAZINE あの駅この駅
「岡山駅からはじまる瀬戸内めぐり」の
おすすめモデルコースをめぐる
アカイトコーヒー(直島)
【あの駅この駅】岡山駅
新たな発見と出会いを楽しむ、瀬戸内の旅
3年に一度、瀬戸内の島々を舞台に開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2025」の夏会期が8月1日からスタートします。穏やかな海に点在する島々の美しい風景と、地域に根ざしたアート作品との出会いは、ここでしか味わえない特別な体験です。
島々をめぐる旅では、アート鑑賞はもちろん、温暖な気候に育まれた季節のフルーツを味わったり、地域色豊かな飲食店やスポットを訪れたり瀬戸内の魅力を満喫できます。
今回の旅は「岡山駅からはじまる瀬戸内めぐり」のおすすめモデルコースから、直島・宇野港コースをピックアップ。岡山駅から宇野みなと線に乗り、茶屋町駅を経由して宇野駅(宇野港)へ。そこからフェリーに乗って、世界的に現代アートの島として知られる直島へ向かいます。
案内役を務めてくれたのは、中国統括本部出雲保線区出雲管理室で保線業務に携わる勝部伸哉(かつべ しんや)さん。2025年7月から1か月間、西日本旅客鉄道株式会社 岡山支社ふるさとおこし本部に「留学」し、地域活性化の取り組みに参加しています。
「普段は島根県で働いていて、瀬戸内の旅は今回が初めてでした。紹介しているモデルコースのスポットだけでなく、旅で出会う人との会話も楽しんでもらえたら。多くの方に、瀬戸内の魅力を体感してもらいたい」と、勝部さんは話します。
直島・宇野港コース ▶▶▶
- episode 1 岡山駅〜宇野駅
まだ知らなかった、岡山・瀬戸内の魅力に触れる旅へ > - episode 2 玉野観光案内所
歴史と新しさが交差する港町・宇野 > - episode 3 おまち堂本店
果物王国おかやまの、夏の恵みを贅沢に味わう > - episode 4 大阪屋食堂
味わい深い地元食堂で、一期一会の特別なひととき > - episode 5 四国汽船
陸を離れて、船から眺める瀬戸内海 > - episode 6 アカイトコーヒー
変わりゆく直島を見つめ続けて。一杯のコーヒーに込める想い > - episode 7 旭軒
変わらぬ味と、いつもの笑顔。商店街でずっと続くみんなの食卓 >
まだ知らなかった
岡山・瀬戸内の魅力に触れる旅へ
勝部さんにとって岡山は、初めての土地というわけではありません。西日本旅客鉄道株式会社に入社当初、約5か月間にわたり岡山県内の訓練センターで研修を受けた経験があります。ただその頃は、仕事と寮を往復する日々。瀬戸内を含め、観光を楽しむ余裕はほとんどなかったと言います。
そんな勝部さんが、今回、岡山から瀬戸内をめぐる旅をすることに。かつての記憶とは違う、地域の魅力を自分の足で確かめてみたいと思ったのだそう。
出発前、岡山駅直結の商業施設「さんすて岡山」南館2階の「おみやげ街道さんすて岡山」に立ち寄りました。旅のお供にと選んだのは、「岡山育ちのシャインマスカット」と「岡山海苔天 プレーン」。岡山をたっぷりと感じられる味を片手に、旅の始まりです。
JR PREMIUM SELECT SETOUCHI せとうちの果実清涼飲料水「岡山育ちのシャインマスカット」
7月〜9月にかけて旬を迎える岡山県産のシャインマスカットを使用。華やかな香りとすっきりとした味わいが、喉の渇きを潤してくれます。
JR PREMIUM SELECT SETOUCHI 岡山海苔天
「サクサクとした食感が良くて、止まらなくなります」と勝部さん。色・艶・風味ともに良質な岡山海苔を使用したスティックタイプのおやつ。プレーンのほか、わさび味、瀬戸内レモン味もあります。
瀬戸大橋線に乗り、途中で茶屋町駅で乗り換えて宇野駅を目指します。
茶屋町(ちゃやまち)は、江戸時代中期の干拓によって生まれた平坦な土地が広がる地域で、今も整然とした田園地帯で稲作が盛んに行われています。梅雨が明けた7月、車窓には色鮮やかでのどかな田園風景が広がり、旅の気分も高まります。
岡山駅から約15分で茶屋町駅に到着。宇野みなと線に乗り換えます。
「一駅一駅をこうしてめぐりながら、その土地の風景や暮らしを少しずつ感じられるのが、ローカル線の旅の魅力ですね」と、勝部さんは微笑みながら景色を眺めます。列車は少しずつ瀬戸内海へと近づきます。
※岡山駅から宇野駅までは、直通の宇野みなと線をご利用いただくか、瀬戸大橋線高松行きで、茶屋町駅で下車、宇野みなと線に乗り換えてください。
車窓に流れる夏の風景を眺める勝部さん。島根から電車に乗って関西方面まで好きなアーティストのライブを見にくことも多いという。
歴史と新しさが交差する
港町・宇野
直島・宇野港コース ▶▶▶
玉野観光案内所
宇野みなと線の終着駅となる宇野駅に到着。
宇野駅がある玉野市は、岡山県の南端に位置する港町。瀬戸内海の美しい景観と温暖な気候に恵まれ、宇野港周辺のアート作品をはじめ、瀬戸内海国立公園に指定されている王子が岳や、渋川海岸、みやま公園など、多くの観光資源を有し、自然と触れ合える見どころが点在しています。
宇野駅構内にある玉野観光案内所に併設するショップでは、玉野市の山海の恵みを生かした特産品や、近隣エリアの名産品を販売しています。
案内してくれたのは、玉野市観光協会の坂井心(さかい しん)さん。ショップでは玉野らしさを感じられる逸品をセレクトしていると教えてくれました。
玉野市観光協会の坂井心さん
所狭しと並ぶ地域の食材を使用したおみやげ。近年、玉野市はレモンの栽培が盛んなこともあり、レモンを使用した見た目も涼しげなお菓子や調味料も並ぶ。
地元の製菓店で作られている「進水 久寿玉(くすだま)」は、宇野港で行われる船の進水式で使われる薬玉をモチーフにした、粒あんと白あんの最中。白あんには玉野産の海苔が練り込まれており、ほんのりと潮の香りが感じられ、造船業を中心とするものづくりの町・玉野の魅力を感じられる商品。
瀬戸内国際芸術祭2025の開催期間中は、オフィシャルグッズも販売中。
エステル・ストッカー「JR宇野みなと線アートプロジェクト」の手拭いや手提げバッグなどのグッズも。
宇野港は岡山の玄関港であり、本州と四国を結ぶ交通の要衝として発展。直島や豊島など周辺の島々へのフェリーや旅客船が発着し、瀬戸内の旅の拠点として日本国内はもちろん、多くの訪日外国人旅行者が利用しています。
取材に訪れたのは7月中旬。8月1日より開催される「瀬戸内国際芸術祭2025」夏会期に向けた準備について坂井さんに聞いてみました。
「暑い時期ですので、宇野駅周辺では、扇風機やミストの設置などの暑さ対策や、玉野観光案内所をはじめ各所で日傘の貸し出しも行っています。
会期中は、宇野駅とみやま公園を結ぶ無料のシャトルバス(予約不要)も運行予定。玉野の町を気軽にめぐって楽しんでもらえるよう、さまざまな工夫が用意されています。
「宇野は瀬戸内の旅の拠点として、とても便利な立地ですね。玉野観光協会さんの細やかな気遣いは本当にありがたいですね。安心して旅を楽しめそうです」と勝部さんは話します。
果物王国おかやまの
夏の恵みを贅沢に味わう
直島・宇野港コース ▶▶▶
おまち堂本店
次の目的地となる直島へは、宇野港から旅客船で向かいます。出港までの時間を使って勝部さんが以前から気になっていた「おまち堂 本店」に立ち寄ることに。宇野港の敷地内にあるので、行き交う船を眺めながら、涼を楽しめる開放感のある立地。アート作品『宇野のチヌ/宇野コチヌ』もすぐ目の前にあります。
店内のショーケースには、彩り豊かな季節の果物がずらりと並び、オーダーする前から気分が高まります。
勝部さんが選んだのは「シャインマスカットミルク」のかき氷。皮ごと食べられる岡山産のシャインマスカットがトッピングされ、思わず写真にもおさめたくなる夏らしい贅沢な一品です。
「かき氷といえば、お祭りの屋台で食べるイメージだったので、まったくの別物です!」と勝部さん。ふわふわとした軽やかな氷は、スーッと舌の上で溶けていき、フレッシュなフルーツが口いっぱいに広がります。
「溶けた後までおいしくて、飲み干したくなるかき氷は初めてでした」と、最後のひと口まで楽しんでいました。
店内では、季節のフレッシュフルーツも販売中。
おまち堂の武田万実(たけだ まみ)さんに、夏から秋にかけてのメニューについて聞きました。
「季節に応じて、使用する果物の主役も少しずつ変わっていきます。8月のお盆の頃までは白桃、そのあとはぐっと甘みの濃い黄金桃が出てきます。その頃からピオーネも多く出回り始め、ちょうど岡山の果物がいちばん賑やかになる季節ですね」
店内のカウンターでは、さまざまなジャムも販売しています。「キウイは岡山産の野生のグリーンキウイ。地元の農家さんが作られていて、濃い緑色で酸味が強く、とっても爽やかな味なんです。他にも、玉野の農家さんが育てているみかんやレモン、シャインマスカットなどを分けてもらって、丁寧にジャムにしています」とのこと。
「おまち堂」は、もともと武田さんのご主人が、青果店として扱っていた傷ものや余剰の果物を、どうにか活かせないかと考えたことがきっかけで始まりました。そうして辿り着いたのが、本物の果物を使ったシロップで味わうかき氷をはじめとするメニューです。
創業の2004年から20年以上、移り変わる季節とともに素材と丁寧に向き合いながら、納得のいくかたちでお客様に「おいしい」を提供し続けています。
おまち堂の武田万実(たけだ まみ)さん
味わい深い地元食堂で
一期一会の特別なひととき
直島・宇野港コース ▶▶▶
大阪屋食堂
出港まで1時間あまり。玉野の町で1948年から食堂を営む「大阪屋食堂」へ。
相席になった人におすすめを尋ねると、「魚定食がおいしいですよ」と教えてくれました。魚はカウンターのショーケースにある本日の魚を選ぶスタイル。あたたかな店の雰囲気と、地元の方とのちょっとした会話で、お腹を満たすだけではなく、旅の特別な一頁に変わっていきます。
魚定食 850円〜
カウンターのショーケースの中から好みのメニューを選ぶ。メニューによって価格は変わります。
陸を離れて
船から眺める瀬戸内海
宇野港から直島へは旅客船・フェリーで。直島の港は宮浦港と直島港の二つ。「多島美を眺めながらのんびり船旅もいいですね。揺れを感じにくく、瀬戸内海の穏やかな波を体感しました」と勝部さん。
直島の西側中心部に位置する宮浦港で下船。港のすぐそばにはバス停や案内所、アートも点在し、到着してすぐに直島らしい風景に出会うことができます。宇野港から旅客船で約15分、フェリーで約20分という短時間で来れる、アクセスの良さも直島の魅力です。
変わりゆく直島を見つめ続けて。
一杯のコーヒーに込める想い
直島・宇野港コース ▶▶▶
アカイトコーヒー
お店に入ると、店主の奥山尚久(おくやま なおひさ)さんが出迎えてくれました。
窓際のカウンター席に案内され、受け取ったメニューにはコーヒーのラインアップがずらり。おすすめを聞いて、店名のついた「アカイトブレンド」と「自家製ガトーショコラ」をオーダー。
アカイトコーヒーは宮浦港から歩いて3分で到着。出発までの時間を過ごすのにも便利な距離感です。
赤いステッチのランチマットや小物は、デニム業界出身の奥山さんが生地を選び、縫製歴20年以上の奥さまが仕立てたもの。一針ひと針の丁寧さが伝わってきます。
朝7時から営業しているアカイトコーヒー。「アカイトブレンド」はどんな朝にも合う、良い意味で個性のないコーヒーを目指したという。「印象に残らなくても、ちゃんとおいしければそれでいいんです」と奥山さん。
さっくり軽やかな食感。素朴な味わいの自家製スコーン(右上)。ほどよい苦味で後味すっきり。夏にぴったりコーヒーゼリー(左上)※夏季限定。甘さ控えめの自家製ガトーショコラは奥山さんの奥さまのお手製。(下)
お店を始めた当初は豆を仕入れていたとのこと。「いろいろな豆を試すうちに、焙煎にも興味を持つようになりました。できるだけ新鮮なものを味わっていただきたいという思いがあるので、現在は手回しの焙煎機を使って自家焙煎をしています」と奥山さん。
手回しの焙煎機は、かつて東京・青山にあった大坊珈琲店の大坊勝次さんのスタイルに憧れて。(大坊珈琲店は2013年に閉店)
焙煎は独学。「同じ国の豆でも、農園が違えば味も違う。深煎りと言っても、豆によって火の入れ方も変わります。そうした変化も含めて楽しいんです」
アカイトコーヒーは、直島出身の奥山さんが2017年に創業。
直島出身者が、アートで賑わう島でカフェを営む。そのストーリーだけを聞けば、島外の人には順風満帆に映るかもしれません。しかし、開業までの想いを聞くと、少し意外な答えが返ってきました。
「ブレンドの名前に『直島』ってつけるのが、何だか照れくさくて。僕にとっては生まれ育った地元なので、島外の人が抱く直島のイメージとは、少し感覚が異なるのかもしれません。名前に『直島』だなんて……だって直島ですよ?っていう(笑)」
観光地として知られる今の直島からは想像できませんが、当時、美術館や宿泊所ができて変わっていくようすを「本当に続いていくのかな」と、どこか信じがたい気持ちで眺めていたそう。
「僕が暮らしていた子どもの頃から“直島を観光の島にしよう”という話はずっとあったけど、なかなか形にならなかったんですよね。だからいろいろな施設がオープンしても、“一時的なものだろう”と思っていました」
高校卒業後は直島を出て、倉敷・児島で就職。島外で20年暮らし「島に帰る必要はないと思っていた」と話します。そのうち、帰省するたびに島の変化を感じるように。港に並ぶ車の列や、直島行きの船の混雑に驚いたと言います。
そんな奥山さんの思いが変わったきっかけは、「瀬戸内国際芸術祭が2016年には3回目を迎えた頃でした。島の中でも仕事がすごく増えていて、父も80歳を過ぎて美術館の門番をしたり、ご近所さんがカフェで働いたり。昔のままだったら、年を取ると活躍の場は減っていたと思うんですよね。でも今は、みんながいきいきしています」
「そういえば、今アルバイトに来てくれている学生さん、偶然、勝部さんと同じ島根出身なんですよ」
「お店の話より人生相談の方が多くて、進路の話をしたり、これからのことを一緒に考えたりしています。
僕自身、店を持つという夢が叶って、ある意味ひと区切りがついたのかな。これからの若い世代が生きていきやすいように、いい人生を送ってくれたらいいなって。
もちろん“商売”として、しっかりと成り立たせることも大事ですが、でもそれ以上に、人と人との繋がりが育つ場所でありたいと思うようになりました。
そして、働いてくれている子たちが、いつでも帰ってこられるような場所にしていきたい。この店を続けて時間を繋いでいくことが、自分の役割だと思っています」
店内は、本好きな奥山さんがおすすめする文庫本や雑誌などの他に、オリジナルグッズが並ぶ。曇り空と小雨まじりの天候が、ゆったりとした時間を生み出し、奥山さんの人柄と、その想いにじっくり触れる時間となりました。
変わらぬ味と、いつもの笑顔
商店街でずっと続くみんなの食卓
直島・宇野港コース ▶▶▶
旭軒
旅の締めくくりにと訪れたのは、岡山市北区の奉還町商店街にある大衆食堂「旭軒(あさひけん)」。奉還町商店街は、岡山駅西口から歩いて5分ほどのレトロな商店街。昭和の面影を色濃く残す下町情緒が若い世代にも好まれ、近年は新店舗も続々とオープン。懐かしさと新しさが同居する商店街です。
その商店街を進んだ先にある「旭軒」は、昭和の初めに創業。気取らない店構えで、地元の人を中心に長く愛され続けています。
赤ちょうちんが目印の旭軒。外観からおいしそうな雰囲気が漂っています。
メニューの豊富さに驚きながら、オーダーしたのは「支那そば」と「やきめし」。
手際良く調理が始まり、湯気が立ち上るお皿からは、食欲をそそる香りがふわりと広がります。
「本当にやさしい味のやきめしで、ラーメンとの相性も抜群でした」と勝部さん。
こちらも大人気のメニュー「オムライス」。ボリューム満点の一皿。
「旭軒」を切り盛りするのは、畝本活子(うねもと かつこ)さん。
お隣にいるのは、従業員の小代安伸(しょうだい やすのぶ)さん。30年以上一緒にお店を守り続ける、家族のような存在です。
畝本活子さん(左)と小代安伸さん(右)
畝本さんの笑顔に会いにくるお客さんもたくさん。
「どんなお客さんがよく来るんですか」と勝部さん。
「常連さんが多いですよ。観光の方はあんまり来られなくて、この辺りで働いてる人はよく寄ってくれます。単身赴任の方も“今日の晩ごはんに”って買いに来てくれますね」
旭軒では店内で食事ができるだけでなく、手作りの惣菜や寿司などのテイクアウトも利用できる。
奉還町商店街では、毎年7月に「奉還町商店街 土曜夜市」を開催。商店街の店舗が、それぞれ工夫をこらしたスタイルで出店しています。「お店の人とお客さんが顔なじみだから、子どもたちだけでも安心して楽しめます。旭軒にもお小遣いを持って楽しそうに買いに来てくれます」と教えてくれました。
旭軒で創業当初から長く親しまれている「ちらし寿司」について聞いてみました。
「昔懐かしい親が作ってくれたようなほっとする味です。食材は全て調理、味付けしているので、味が染みた次の日がおいしいって言ってもらうこともあります。毎日のように食べるご主人もいてね、“飽きんの?”って聞いたら、“下手なおかず買うより、よっぽどええよ”って(笑)」
「お店はもう90年以上で、私はここで65年。県外に出た方が帰省の際に食べに寄ってくれたり、久しぶりに来てくれた方が“おばちゃん、覚えとる?”って声をかけてくれたり。学生さんから“おばちゃんの元気をもらって帰ります”と言われることもあって。お店があるから、私も元気でいられるんだと思います」
「また来ますね!」 お店を出て、人もまばらになった商店街を抜けて岡山駅へ。
勝部さんに今回の旅について聞いてみました。「島の路地裏を歩くワクワク感や、船から眺める島々の風景。風も気持ちよくて、どれも非日常で新鮮でした。ちょっとした移動時間さえも、旅をしているなあと感じさせられました。
行く先々でいろいろな方のお話が聞けたのも良かったです。旅って、目的地に行って場所をめぐったり、何かを見たり、食べたりするのももちろん楽しいのですが、旅先でいろいろな人に出会って、またその人に会いに行くのも、旅のひとつのあり方なのかもと思いました。次は直島に一泊して、ゆっくり旅してみたいです」
(2025年7月)
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